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<エボラ出血熱>

アフリカで大流行し、アメリカでは治療にあたっていた看護師も犠牲になっており、他人事ではなくなって来ています。いつ日本に入ってきてもおかしくありません。

スーダンで高熱、頭痛、腹痛、消化管や鼻からの出血で亡くなった患者さんから1970年台に発見され、この男性の出身地付近のエボラ川からウィルスが発見されたので、この名前が付けられました。その後アフリカ大陸で突発的に発生・流行があり、致死率は50-90%と言われています。

今のところ患者さんの血液、分泌物、排泄物や唾液などの飛沫が感染源となると言われており、基本的に空気感染は起こさないと考えられています。

2013年12月頃から西アフリカ(ギニアなど)で流行し始め、12月11日の時点で感染者数1万8152人、死者数6548人に達したと発表されました。医療従事者もたくさん亡くなっています。志の高い方たちが犠牲になり、残念です。日本の国も研究機関もワクチン、治療薬の開発を再優先に考えないと、いつ日本に入ってきてもおかしくないと思います。