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<ぜんそくの治療(1回目)>

今回は「ぜんそく発作」の治療についてご紹介します。

喘息についての1回目でご紹介しましたが、「ぜんそく」と、「ぜんそく発作」の治療を混同しないようにしましょう。

気道の変化のうち「ぜんそく発作」の時には気道の収縮、粘液の分泌が起こり、気道が狭くなっています。この時には発作の治療が必要です。発作の治療は発作状態でなくなれば、必要ありません。

症状があるつまり「発作」の時には気管支拡張薬が必須で、加えて炎症を抑える薬、感染を抑える薬などのお薬を併用します。

最近は気管支拡張剤と気道の炎症を抑える薬(吸入ステロイド剤)を一度に吸える合剤が何種類か出ています。

クリニックでは発作で受診された際には、発作の強さによって、院内でネブライザー吸入、点滴などをする場合もあります。

加えて気管支拡張剤、吸入ステロイド剤、抗生剤、抗炎症剤などを投与します。

次回は発作が治まり、症状がなくなった後の治療についてご紹介します。