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<高血圧の日(5月17日)>

2005年世界高血圧連盟が5月17日を高血圧及びその管理に関する啓発を目的として「World Hypertension Day:世界高血圧デー」に制定しました。

それを受けて、日本高血圧学会と日本高血圧協会は2007年から5月17日を「高血圧の日」として、高血圧の啓蒙活動をおこなっています。

日本では約4000万人いると推定されている高血圧患者さんのうち実際に治療を受けているのは800万人のみとも言われています。

高血圧は心血管病(脳卒中および心疾患)の最大の危険因子と言えます。放置していると心血管病のリスクが高まります。

2014年に発表された高血圧治療ガイドライン2014では、高血圧の診断基準は140/90mmHg以上であり、これを超える高血圧患者さんはすべて降圧治療の対象とされています。特に、高齢者、喫煙者、糖尿病や高コレステロール血症を持っている方、肥満の方などは心血管病のリスクが高まるとされていますので、早めに降圧治療をおこなったほうがよろしいようです。

最近はいろいろな施設で血圧測定ができますし、家庭で血圧測定ができる機械もそれほど高価ではなくなってきています。

年齢を重ねるごとに血管の弾力性が低下し、血圧は高くなります。

時々血圧を測定し、血圧が気になるようでしたら当院にも一度ご相談ください。