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今年のインフルエンザの流行は?
今年の第36週(9月2日の週)に長野県内でインフルエンザの報告が多数あったとの報道が有りました。その後、沖縄や東京、大阪などで流行の兆しが見えて、今年のインフルエンザは早くに流行すると騒がれたことをご記憶の方もいると思います。
それではその後の傾向はどうなっているのでしょうか。
長野県内の定点観測の報告を見ると、第39週に多数報告が有りましたが、それ以外は一昨年と同等程度の報告しかありません。
全国的にみると、過去5年間の中では報告数の多い年になっています。特に沖縄県、鹿児島県、福岡県では多くの報告が有ります。
確かに報告数は例年に比べて多いようですが、昨シーズンまでのデータと見比べてみると、どんなに報告数が多いとは言っても今年の4月第4週に比べればまだまだ少ない数ですし、ピーク時の100分の1です。
新型インフルエンザが発生した年を除けば、新年あけて1月第2週から患者数が急増し、3月初めまでが大きな山となっています。その後ゴールデンウィークくらいまで患者さんがいらっしゃいます。
あまり早く予防接種をおこなうと春先に感染するリスクも高くなります。適切な時期に接種するよう、よく考えましょう。
当院では11月11日から接種を始める予定ですが、11月末ころから12月中旬くらいの接種をお勧めしています。その時期に接種をすると1月中旬から4月まで効果があるのではないかと思われます。
ただ、いつどれだけ流行るのかは神様しかわかりませんね。
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