トップ > 院長のひとりごと > 今シーズンも終わりに近づきました

今シーズンも終わりに近づきました

久しぶりに松本山雅FCの事を書こうかなと思います

コロナが流行してからなかなか現地で観戦する勇気が無いため、すべてネット経由で観戦をしています

私はサッカーの素人ですが、この数年の松本山雅FCを見ていて、感じたことが有ります

 

今年は、J3優勝を目指してチームは選手を補強し、霜田監督の2年目を始動しました

現在残り4試合で、自動昇格圏内の2位以内には入れないことが確定しました

この後J3を目指すためには、6位以内に入り、プレーオフを勝ち抜かなくてはなりません

 

プレーオフには苦い思い出が有ります

初めてJ1に上がった2015年は1年で降格となり、翌2016年は1年でのJ1返り咲きを目指して戦い、リーグ戦を自動昇格圏の2位と勝ち点で並びながら得失点差で3位となりプレーオフに進みました

プレーオフの1回戦は6位のファジアーノ岡山と雨のアルウィンでの戦いとなりました

プレーオフで上位チームは引き分け以上で次に進めますので、松本山雅FCは勝つか引き分けで決勝戦に進めるはずでした

先制を許した松本山雅FCは後半追いつき、このまま引き分けでもいいはずでしたが、後半アディショナルタイムに失点し、終戦となりました

今でも12000人のサポーターのため息が思い出されます

 

今年のJ3はJ2から降格した大宮アルディージャが独走し、既に優勝を決め、1年でのJ2返り咲きとなっています

大宮は34試合で63得点、24失点と驚異的な数字です

J3はチームによって財政規模が大きく違い、サッカーは財政規模が大きいほどいい選手を集めることが出来ます

大宮は確かにいい選手がいますが、34試合で24失点は驚異的です

松本山雅FCは、現在51得点43失点です

サッカーは野球とは1点の重みが違うスポーツだと思います

 

反町康治氏が松本山雅FCの監督だった時代に、毎年年末に講演会が有り何度か聞きに行ったことが有ります

反町氏のお話は大変分かりやすく、興味をそそられました

反町氏のサッカーは運動量豊富な前線からの組織だった守備が特徴で、特に守備の場面ではリスク管理が大事で、グラウンドのどこにボールが有って、誰がボールを持っているか、どこに誰が動くのか、どのように動くのか、どのタイミングで追い込むのかがすべて決まり事として共通認識が有るとのことでした

この決まり事を守れない選手は、どんなに有名な、優秀な選手でもベンチメンバーにもなれませんでした

 

今の松本山雅FCの試合はいつでも失点を心配しながら、ハラハラして見ています

昨年も失点が多く、その点ではいつまで経っても改善していないように見えます

リスクマネージメントのやり方がうまく機能していません

 

残りあと4試合、劇的な変化は期待できないと思いますが、何とか来期につながる結果を出して欲しいところです

今いる選手(監督、スタッフも含めて)が来期どのくらい残るのかわかりません

サポーターが松本山雅FCの選手たちに臨んでいるのは、負けない試合、最後まであきらめない試合、最後までボールを追う姿だと思います

 

反町監督は、技術で劣るなら、他人の1.1倍走れ!と言っていました

 

頑張れ松本山雅FCの選手たち!