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花粉症とコロナ

最近は暖かい日が多くなりました。それに伴って鼻水、くしゃみなどのスギ花粉症の症状を訴えて受診される患者さんが増えています。今年は例年よりも早く症状が出ているようで、目の痒みが強いとの訴えが多い印象です。今年は常にマスクをしているので、症状が楽だという人も中にはいます。

新型コロナウィルス感染症でも鼻水やくしゃみの症状の報告もあり、判断がなかなか難しいです。長野県の患者さんでも発熱や味覚、嗅覚障害が無くても検査で陽性だったとの報告も多数有り、鑑別は大変です。

東京都の発表ではまだまだ患者さんは減って来ませんし、逆に増える傾向も見えます。これから進学、就職、転勤などで移動も増える時期です。もうしばらく感染予防を徹底して欲しいですね。

最近松本市のPCRセンターでの検査は5人以下の日が続き、ゼロの日も多くなっています。いつもの花粉症の症状とは少し違うなとか、新型コロナウィルス感染症が心配な方はもっと積極的に検査をおこなった方が安心して生活できるのでしょうか。こんな時期ですから、もっと気軽に検査ができる体制が作れるといいなと思います。

新型コロナウィルスに対する予防接種で、多数のアナフィラキシーの副反応の発表が有ります。アナフィラキシーを起こした人はアレルギーを持っていたとか、喘息の既往が有るとか、アナフィラキシーを起こしたことが有るとか言われていますが、詳細が発表されていない方もいます。

今日までに接種された方の中にはアレルギー疾患、喘息、アナフィラキシーの既往のある方などがいると思います。接種しても何ともなかった方もたくさんいると思いますので、副反応が出た方ばかりでなく、何ともなかった方の数も知りたいですね。

そうすれば、自分が喘息を持っていても接種する時に少しは安心出来るのではないでしょうか。もっとデータをオープンにしてもらいたいですね。