ファン?サポーター?
今年の松本山雅FCは苦しんでいます。
J2降格、監督交代、多くの選手の入れ替え、新型コロナウィルス騒ぎなどで充分な準備期間が無かったことも影響が有ったかもしれません。
こんな時に「ファン」、「サポーター」って、何ができるのでしょうか。
ところで、「ファン」と「サポーター」って何が違うのでしょうか。プロ野球は巨人ファン、阪神ファンと言いますが、巨人サポーター、阪神サポーターとは聞きませんね。
でも、アルウィンで観戦していると「松本山雅ファン、サポーターの皆様」と場内アナウンスが流れることが有ります。
そこで、ちょっと調べてみました。
結論から言うと、きちんとした定義はわかりませんでした。
好きの程度、クラブ理念の理解、密着度、貢献度、色々と言われていますが、はっきりと分かれているようではありません。個人の応援、贔屓にしている選手がいる、あるいは特に個人を応援しているわけではなく、そのチームを応援している、などでも区別することは出来ないようです。
サポーターという言葉は欧州で生まれたサッカー特有の「サポーターズクラブ」というファンクラブの在り方からくる呼び方のようです。選手やクラブを応援する旗や弾幕を掲出し、試合中にチャントを歌い、チームカラーのグッズを身につけ、ホームだけでなく時にはアウェイの試合にも駆けつけるのが「サポーターズクラブ」と言うようです。
「フーリガン」とか「ウルトラス」という言葉も聞いたことが有ります。
「フーリガン」は他のファン、サポーターとはっきりと異なります。ドイツ人記者のコメントでは「フーリガンにとって興味が有るのはスポーツの試合ではなく、別のフーリガンと喧嘩することにある。政治的なバックグラウンドを持つこともある。」とのことです。
一方で「ウルトラス」とはサポーターの中でも特に熱心にひとつのクラブを応援するサポーターズクラブに属し、試合展開がどうあろうと、チームがゴールを挙げられるように試合を通して応援し続けている人たちのことを指すようです。ウルトラスはクラブの為になることを必死に考え、行動していて、ドイツ人記者は「ウルトラスはクラブのために生きている」と表現しています。
今、松本山雅FCは苦しい時期です。負けが込むといろいろな意見が出てきます。選手も勝つために頑張っていると思います。誰も負けてもいいと思って試合をしたり、見たりしている人はいないと思います。
今年は新型コロナウィルスの影響で、スタジアムには足を運ぶのをやめました。松本山雅FCの試合を見ている人たちは、ファンでも、サポーターでも、ウルトラスでもいいので、応援し続けることで変わってくることが有ることを祈りましょう。
頑張れ松本山雅FCの選手たち!
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